不思議なことに、成功している人は、なぜが行動が似ています。成功するためには、外せない考え方や概念があると思えてなりません。
また、逆の見方をすれば、失敗しやすい考え方を持っている人は、頑張っても努力しても成功を遠ざけているのかも知れません。
このページを読むことで、あなた自身を見つめ直す切っ掛けにしていただけたら幸いです。
チャンスをつかむのは早目の行動よりも迅速な行動
「慎重だけど、迅速」一見すると矛盾するような感じですが、そうではありません。
「慎重」=「情報を鵜呑みにせずに多面的に分析調査」と言うことです。そして、分析調査が完了してからの行動が極めて迅速です。
そこそこ成功している経営者は、チャンスは、そうそう簡単に転がっているものではないことを知っています。しかし、そもそも論としてチャンスをチャンスと見極める眼力がなければ、それを掴むことなど不可能です。
ある経営者は以下を話してくれました。
「中途半間な情報に基づき、先手を打とうと考えて早めに行動するのは極めて危険。大失敗する原因は、殆どがこれです。情報を分析し適切に評価し、これだっ!って思った瞬間から迅速に動いた方がチャンスを掴みやすいです。」
与太話に乗せられて、気が付いたら貧乏くじを引いていたなんて経営者の話は、以前からよく聞きます。情報を多面的に慎重に分析し、これだ!と決断しタイミングを逃すことなく、即行動するのは、成功するための必須の要件といえます。
コストと投資の区別ができない人はダメ
そこそこ成功している経営者は、総じて、何も生まない時間をとことん嫌っていました。
「失ったお金は頑張れば取り戻せるが、失った時間は永久に取り戻せない!」多くの経営者が異口同音に、これを話していたのが印象的です。
人は誰でも1日の持ち時間は24時間です。衣食住に関わる時間を除けば、会社のために実際に働ける時間は、更に限定されます。
こうした限られた時間であるにも関わらず、「何も生まない時間」を持ってしまい、かつそれに気が付くことなく積み重ねていると、企業にとっては取り返しのつかない損失になります。
「何も生まない時間」とは、簡単に言ってしまえば「価値を生み出さない無駄な時間」のことです。要するに、当該社員の時給や給料が会社にとってコストになってしまうと言うことです。
会社の収益に貢献した対価として給料をもらっていることが、きちんと理解できている人であれば、容易に納得できることだと思います。
例えば、月給30万円の人は、会社に対し30万円以上の価値を提供できていなければ、本人は潤ったとしても会社は存続できません。何も生まない時間は、本人にとっても、会社にとっても、そしてお客様にとっても、全く意味のない、誰の利にもならない空虚な時間なのです。
何も生まない時間に敏感になることは、会社の経営に限らず、自分の人生を豊かにするため、自分の夢を実現させるためには、とても大切な所作だと考えます。
説明できなければ人は動かない
成功している経営者は、記者の私に対し、本当によく理解できる方法で説明してくれます。言葉を選んだり、表現を工夫したり、私が理解しやすい例え話しをしたり、など聞いていてとても心地が良く、どっちがインタビューしているのが分からなくなってしまう程でした。
ある経営者の話がとても印象的でした。
誰にでも理解してもらえるように説明できるからこそ、理解者が増え、自然とその人周りには多くの人が集まってくる。人を引き付ける力!正しく成功するためには必要な所作だと感じます。