マスクの転売者!悪びれる様子はなく罪悪感もない
新型コロナウィルスの感染拡大の最中に、社会問題化している「マスク転売」の転売ヤーを直接取材した記事がありました。
転売ヤー本人曰く「僕の意見は、弱肉強食というか・・・。転売を叩く人もいますけど、需要と供給で成り立っている世界ですから。申し訳ないですけど、罪悪感はあんまりない。・・・」だそうです。
この転売ヤーは、自分たちで歩いて探して実際に仕入れています。盗んだものを売っている訳ではないので違法ではありません。こうした観点から考察すると、本件マスクの転売に事件性はなく、当然犯罪者でもありません。
どちらかというと、人の弱みにつけ込んだ商売なので、モラルや道徳的な観点から非難が集中しているようです。
確かに市場の原理だけど・・・
通常の論理では、「500円」のマスクが「1万円」で売られていても、購入する人はいないでしょう。しかしながら、需要と供給のバランスが崩れた瞬間に、その論理は成り立たなくなります。
要するに、購入希望者が多いのに供給が極端に少ない場合は、普段の数十倍の高値で販売しても「財力のある購入層」もしくは「それでも欲しい人」が買いに走ります。
こうした状況は、市場では当然のことであり、むしろこの流れがあるからこそ、働いてお給料がもらえている訳です。
でも…今回の買い占めは…。
武勇伝の如く語っているが、的外れなコメント
この転売ヤーは「弱肉強食」を持ち出して武勇伝の如くコメントしていいますが、やはりあまり頭がよろしくない人物だと感じました。
「弱肉強食」とは、弱者が強者を支えているとする自然の摂理です。マスクを買いあさって、高く売るのは「弱肉強食」ではありません。どちらかというと、彼らがやっていることは「いじめ」に近い状態と私は思っています。
彼らの根底には「とにかく儲かればいい」って考えが常にあると思われますが、問題は、政治家や官僚にもこうした人物が少なくないと言うことです。
今回のコロナウィルスの一連の対応をみて、痛く再認識した次第です。
【参考記事】:《マスク7000枚で100万円超》新型コロナで荒稼ぎする「転売ヤー」を直撃取材「売り方はいくらでもある」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200225-00036269-bunshun-soci