ルールには必ず目的と効果がある!それを理解するのはとても大切
世の中には色々なルールありますね。
スポーツやゲーム、生活する上での常識と呼べるもの、子供のしつけに関すること、そして法律で定めるられているものまで、その種類は実に多種多様です。
その全てに共通するのは、そのルールを守ることによって期待される効果があるということ。
ルールや規則の効果とは
例えば、身近な話をすると、サッカーではハンドと言うルールがあります。これは、手を使ってボールを意図的にコントロールすることを禁じた規則です。
これを守ることによって、サッカーは足を使ってプレイするスポーツの醍醐味を維持しています。
ところが、小学生と一緒に練習していると「今、この人の手にボールが、かすったよ!」「ちょっと手に当たったよ!」と相手のハンドを猛アピールすることが少なくありません。
そこで、「ハンドとは、手にボールが触れることでは無く、わざと手を使ってボールをコントロールすることを禁じたルールなんだよ。だから、たまたまぶつかってしまった程度なら反則にはならないときもあるんだよ」と、ハンドのルールの目的を説明します。
すると、単に当たっただけで、騒ぎ立てる子供もいなくなります。
むしろ、今のはわざとじゃないから仕方がないよ、と許容し容認する動きすら出始めます。
ルールは大切であり、一定レベルの秩序を保つためには必要です。
しかし、それを守ることだけに固執してしまうと、至るところで衝突が発生し、寛容の乏しい寂しい世の中になってしまうのではないでしょうか。
逆に、ルールや規則の本質・目的をお互いがきちんと理解していれば、「まーまーそれくらいは良いじゃん!許してやれよ。」って場面が多くなるような気がしてなりません。