うなぎパイがとんだ災難に巻き込まれているようです
うなぎパイといえば浜名湖や浜松市の超有名なお土産ですね。全国的にみても、多くの人に親しまれているお菓子と言えるのではないでしょうか。私も10年弱浜松市内に住んでいたことがあるので、その節は大変にお世話になりました。昨今、このうなぎパイが、とんだ災難に巻き込まれているようです。
食べたことがある人はわかると思いますが、その形は細長く薄いため、とても割れやすく折れやすい性質を持っています。こうした特性もあって、本家本元の春華堂はうなぎパイの通販をやっていないそうです。これは私も知らなかったです。
個別に通販すると配送中に割れてしまう可能性が高く、品質保持の観点から、ネット通販などでの販売は以前から行なっていません。
ところが、「送られてきた”うなぎパイ”が割れていた」「崩れていた」「半分に折れていた」なんて苦情が春華堂に寄せられているようです。
ネットを介した転売が横行
ネット通販に詳しい人なら、既に察しがついていると思います。そうなのです、インターネットを活用して、自ら購入したうなぎパイを転売している人が多いのです。当然、転売なのですから通常の販売価格よりは高くなります。
こうした転売者から通販で購入した人の苦情が春華堂に寄せられているって構図です。春華堂からすれば、以前からうなぎパイについては通販はやっていないのですから寝耳に水のようなお話しです。
購入者も、知ってか知らずか通常の販売価格よりも高い値段で購入させられたにも関わらず、品質が下がっているのですから、いいこと無しです。
こうした経緯もあって、本家本元の春華堂も「是非、浜松に来て、現地に赴いて購入して欲しいです」と呼びかけています。
先般、NHKのブラタモリで浜松市や浜名湖がとりあげられたようで、これを機に話題になっているのかもしれません。
人気が出る、有名になる、ってことの裏には、色々な副作用があるものなのですね。